29: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:19:55.55 ID:Q/KsUm3o0
俺は立ち上がり、印刷しておいた台本を三人それぞれへ手渡す。
各メンバーごとに、台本には赤で注意書きとアドバイスを入れておいた。
「明日のバレンタインイベント。3人のトークがあるのは知ってるな。これはその台本だ。各自、念入りに確認して打ち合わせておくように。きちんと話し合ってな」
「本番では、これをそのまま読めば良いんですか?」
幸子から質問が飛ぶ。
おそらく幸子がリーダーを務めているのだろう。
「台本はあくまでトークの流れを書いたものだ。そっくりそのまま読む必要はない。アドリブを入れたくなったら自由に入れろ。その方が142'sの得意分野だろう。俺では想像のつかないことをやってくれるからこそ、お前らは魅力的なんだから」
「フ、フフーン! さすがプロデューサーさん、よくわかってますね!」
「エ……エリンギくんを連れて行っても良いか……?」
「良いぞ」
「ホ、ホラー映画の話、たくさんしても良い?」
「良いぞ」
俺が言うと、二人とも晴れやかな顔をする。
幸子は「ホ、ホラー映画の話はボク的には少なめにして欲しいですけど」とぼそぼそ呟いている。
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