46:名無しNIPPER[saga]
2016/12/23(金) 14:54:21.28 ID:xsvnf4dZo
探偵「じゃあ、それがどこまで嘘かって話になるんだけどさ」
探偵「犯行現場が踏切近くってのは、多分、事実なんだよ」
助手「それはどうしてです?」
探偵「そんな嘘をつく理由がないからね」
助手「…………」
探偵「犯行現場が踏切でないなら、わざわざ話に踏切を持ち出す必要がない。初めからどこか人気のない路地とかで襲われたって事にしとけばいいんだからさ」
助手「……そういえば、そうですね」
探偵「だから、犯行現場は『踏切近く』。ここは疑わない」
探偵「となると、嘘は『戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦が会話していたのは踏切ではない』って事になるよね?」
助手「そうですね」
探偵「って事は、この時、阿良々木暦は場所を移動してる事になるんだ。多分、犯行現場から離れた線路沿いの道路だろうけどね」
探偵「実際には、そこに戦場ヶ原ひたぎが現れて、そしてそこで会話をしている時に横を電車が通っていったんだよ」
助手「はあ……」
探偵「となると、本当は『そこに移動するまでの時間』があったはずなんだ。ところが、化物語ではこれをなかった事にして、すぐに戦場ヶ原ひたぎが現れた事にしている。だから、こんな不自然な話が生まれたんだよ」
助手「……なるほど」
探偵「なら、そこでもう一歩踏み出して考えようか。『どうして、その時の移動時間の事を隠すんだろうか?』」
助手「え?」
探偵「『知られたくない事、隠しておきたい事』がさ、『その移動時間に起きてるから』じゃあないかい?」
助手「……あ」
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