19:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:32:40.78 ID:PFik2ZI10
「今のはおまけですので改めてお願いを〜」
「……どうしようかな」
一番叶えて欲しい願いが断られてしまった。
でも他に何か欲しいものがある訳ではないし…
「あの…お困りのところ申し訳ないのですが、そろそろイブが終わってしまいますので〜」
「それじゃあ…他の誰かを幸せにしてあげたりとか、出来ますか?」
「難しいですね〜来年他の誰かの下に行く、というだけなら出来ますけど」
「でしたら…それでお願いします」
「分かりました〜では、メリークリスマス!」
「メリークリスマス…」
にこやかにサンタは姿を消した。
ほっと一息つくと、呼び鈴が鳴る。
こんな日に宅配だろうか。
留守中の両親に代わって、応対することにした。
薄幸の美少女が、幸運の女神と出会い、幸せを掴むのは、もうすこし先の話。
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