過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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120:名無しNIPPER[saga]
2016/12/29(木) 23:49:57.99 ID:NiZv+Bmp0
女「そういえば、昔朝に見た番組で街頭インタビューしているものがありました」

女「『地球が滅びるとわかったら何をしますか?』というものでした」

女「それに対して町中の人は『昨日と同じように過ごす』と答えていました」

女「どう思います?」

男「本当のことかもしれないと思う」

男「世界が滅亡する系の小説だとさ、金属バットで街中のガラスを割ったり、綺麗な女性に襲いかかってる描写があってさ。そうなんだろうなぁって思いながら読んでた」

男「けれど、やっぱり今日に至るまでの選択の集大成が今日という一日なんだ。”死後も人々から愛されたいから”という理由で、病死や自殺を目前にした人は死を前にして大人しくしているわけじゃない」

男「明日世界中が粉々になってしまってしまうことが確実だとわかっていても、人は今までの生き方を死の直前まで捨てられないんだ。残り50年あって変えられないままなら、50秒後滅ぶとしても何もかわらないままなのだろう」

女「なんだか、襲いたいのに襲う勇気がない人が多いみたいな言い方に聞こえてしまいました」

男「今までの生き方を変えられないってだけだよ。ちゃんと愛されて生きてきて、その愛をそのまま守ろうとする人も多くいると思ってるよ」

男「あるいは、傷つけられて生きてきたのに、そのまま傷つけられたまま終えようとする人も」

男「そして、最後の日くらい、復讐してやり放題やってやろうって人も。けど、割合的にはかなり少ないんじゃないかって思う」

女「あなたはどうですか?」

男「わからない。けれど、ここに来るんじゃないかな」


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