過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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121:名無しNIPPER[saga]
2016/12/30(金) 00:04:46.76 ID:5wohteYJ0
女「だけど、わかりませんよ。滅亡を前にしたあなたが、昨日までと同じあなたである保証なんてない」
男「そうかな。人間そんな簡単に変われたら苦労しないよ。悪い人間が良い人間に変わることが難しいのと同じくらいに、いやそれ以上に、良い人間が悪い人間に変わることも難しいことなんだ。って、なんだか自分は良い人間だって言ってるみたいになっちゃったけど」
女「犯罪者だって、ある日突然犯罪者になるわけじゃないですか。昨日までは犯罪者じゃなかったのに、今日積み重ねたものによってコップの水が溢れ出してしまうんですよ」
女「世界の滅亡や、自殺したいという気持ちが、その最後の大きな一滴に充分なり得るとおもいますよ。ある日まではお墓に来なかったあなたが、翌日にはお墓で立ちションをしていたように」
男「それは、そうだけど」
女「まぁ、ただでさえ寒くて暗いんですし、明るい話題に変えましょうか」
女「今さっきまで好きな人への想いを未練たらたらに思っていたあなたが、もう10秒後にはメールでデートの約束を取り付ける可能性だってあるってことですよ」
男「いつから恋のお悩み相談室になったんだここは」
女「他人の恋を責任持たずに楽しむのは多少不謹慎なことですから。私に不謹慎なことをさせるって言ってたじゃないですか」
男「人を呪わば穴2つだな。やばい、想像しただけで汗が出てきた」
女「穴があったら入りたいですか?」
男「墓穴だろうからやめておく…」
女「おお、じゃあさっそく今から運命を変えましょう!」
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