過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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241:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 03:18:37.77 ID:G7ejXtln0
先生「女ちゃんあやしたりしてるうちに喉が乾いて来ちゃった。男くんも何か飲む?」
男「じゃあお茶かお水を。できれば冷たいのを」
女「はいはい。私が持ってきますよ」
242:名無しNIPPER
2017/01/04(水) 03:25:59.28 ID:G7ejXtln0
先生「善い環境にいるときは、その環境を全て受け入れて成長するような純粋な子だったから。悪い環境にいるときも、心が暗い方へと早く染まってしまったんでしょう」
先生「魅力を持った子よね。あの頃はかなりモテてたんじゃないかしら」
男「へー」
243:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 03:32:25.34 ID:G7ejXtln0
先生「…………」
先生「あらあら、ジュースが溢れてるじゃない」
先生「床までびしょびしょ。良い子なのに、世話を焼かせるわね」
244:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 03:52:50.75 ID:G7ejXtln0
先生「ごめんなさいね…」
男「いえ」
先生「…………」
245:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 03:57:21.60 ID:G7ejXtln0
男「あの子が消えるまでの数日間、友達でも恋人でもない関係のまま、この世界への疑問とか、綺麗な景色についてとか、純粋な好奇心を満たす時間を2人で共有するのもとても魅力的な時間だとはわかっています」
男「けれど、好きな人には、ちゃんと好きだって伝えるべきなんだと思います」
男「非現実的な空気も好きですけど、恋人とカラオケに行ったり、ボーリングをしたり、手を繋いで星空の下を歩いたり。いかにも当たり前に見える幸せを、ちゃんと享受することが僕と女にとって必要なことだと思うんです」
246:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 04:04:49.30 ID:G7ejXtln0
先生「それじゃあ、明日にそなえてしっかり寝ないとね。家、ここから近いの?」
男「タクシーで30分くらいでした」
先生「タクシーで来たのね。お金持ってる?」
247:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 04:16:05.45 ID:G7ejXtln0
男「先生は今から仕事ですか?」
先生「休むわよ」
男「そ、そうですよね」
248:名無しNIPPER[sage]
2017/01/04(水) 04:21:25.67 ID:OzEWQ8yL0
いいなこの感じ
249:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 04:24:12.54 ID:G7ejXtln0
先生「タクシーもう着いたみたいね。あそこの道路よ」
男「はい。今日はお世話になりました」
先生「気をつけて帰ってね。傘、返すのめんどうだろうし、持って帰っていいわよ」
250:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 05:12:08.81 ID:G7ejXtln0
お墓に菊が供えられるのには複数の理由に由ると言われる。。
実用性の面では、長い期間花が保ちやすく、枯れた花びらが散らかりにくいという理由に由る。
精神性の面では、菊は万病を避け、不老長寿をもたらす薬草として日本にもたらされてきたという言い伝えに由るとされている。
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