過去ログ - 森久保乃々「二人いっしょが」
1- 20
1: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:21:43.16 ID:UZdGAeCf0
森久保乃々「二人そろって、」  ex14.vip2ch.com
という作品の続きみたいな感じの短編集です。

地の文あり
キャラ崩れてたらスイマセン




SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:22:39.68 ID:UZdGAeCf0

「もりくぼ、もう帰ってもいいですか?」

初めて会った時、ああ、この子と離れちゃいけないと強く感じた。

以下略



3: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:23:16.23 ID:UZdGAeCf0

約束通りに再会できて、すぐに辞めたいと言われた時には柄にもなく引き留めてしまって。
優しいきみにつけ込むような、少し卑怯な頼み方までして。

それでも、離したくなかった。
以下略



4: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:24:14.90 ID:UZdGAeCf0

こっそり二人で帰る道。
繋いだ手と手、寄り添う肩と肩。

少し思い出に浸ってたと言ったら、ぢゃあ一緒に思い出話でもしましょうか、と。
以下略



5: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:24:49.47 ID:UZdGAeCf0

******

「ぁつぅーぃー……」

以下略



6: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:25:42.21 ID:UZdGAeCf0

我慢できずにのそのそ這って、ガタガタいいながらクビを振ってる扇風機を無言で固定し、私に風が来るようにしました。

暑さにやられて、あなたの声もいつも以上にけだるげ。

以下略



7: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:26:26.24 ID:UZdGAeCf0

私の右足と、あなたの左足がぴったりくっ付き、残りの足が左右から残り少ない涼を求めてバタバタとポジション争い。

こんなにくっ付いて動きまわったら余計に暑くなるなんて、分かっているのに。

以下略



8: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:26:53.14 ID:UZdGAeCf0

ちょびっとくっつく腕と腕。でも、繋げず手持ち無沙汰な手と手が今の私達っぽかったり。

お互い上手く足と足がおさまって、しばらく。
扇風機の風より、くっついてるもりくぼたちの体温の方が勝って、結局。
以下略



9: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:27:31.76 ID:UZdGAeCf0

***

「あの後、押入れからビニールプールを出してアパートの裏庭で入ったっけな」

以下略



10: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:27:58.42 ID:UZdGAeCf0

「また、プールしような」

「うぅ……。むーりぃー……」

以下略



11: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:28:31.54 ID:UZdGAeCf0

******

今日のレッスンは特別大変だったらしい。

以下略



12: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:28:58.39 ID:UZdGAeCf0

事務所の中の隠れられそうな場所を探して。

近くの女性スタッフやらアイドル捕まえてトイレにいないかも見てもらい。

以下略



13: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:29:49.93 ID:UZdGAeCf0

「森久保、危ないから鍵は閉めろよ」

「うぅ……うっかりの誰かさんが閉め忘れただけだと思うんですけど」

以下略



14: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:30:58.62 ID:UZdGAeCf0

「でも、予定の半分は頑張れたんだろう?」

すごいなあ、俺なんて3分も持たず倒れちまうよ、なんて笑って答える。

以下略



15: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:32:32.70 ID:UZdGAeCf0

「にしても、ここ教えて昨日の今日で来てるとは思わなかったよ」

「ほかに、行くあても思いつかなくて……」

以下略



16: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:33:54.11 ID:UZdGAeCf0

ちょいと待ってな、と言いすぐに冷蔵庫を漁るも大したものがない。

元々今日はカップ麺で済まそうと思ってたしなぁ。

以下略



17: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:36:27.19 ID:UZdGAeCf0

「……いただきます」

ぼそぼそとだけどいいながらちょこんと両手を合わせて言ってからスプーンを持って口をつけ出す。

以下略



18: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:37:02.13 ID:UZdGAeCf0

***

「休みが明けて出勤してから、凄く、怒られてましたね」

以下略



19: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:37:46.00 ID:UZdGAeCf0

******

「おでんが食べたい」

以下略



20: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:38:44.55 ID:UZdGAeCf0

まあ、確かに明日は二人揃ってお休みですし、特段お出かけの用事もないので夜更かししてもへいきですけど。

ほら、こんぶと鰹のだしの効いたおつゆに、大根とちくわやらつまみながら、日本酒でも飲みたいじゃない?、なんて聞かれても。

以下略



21: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:39:22.34 ID:UZdGAeCf0

古本屋で新たにセット買いしてきた少女マンガを読みながら言うと、俺も、むりぃー、ってテレビを見ながら。

言われて耳を澄ませてみれば、なるほどたしかにいいところみたい。

以下略



142Res/64.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice