6: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:25:42.21 ID:UZdGAeCf0
我慢できずにのそのそ這って、ガタガタいいながらクビを振ってる扇風機を無言で固定し、私に風が来るようにしました。
暑さにやられて、あなたの声もいつも以上にけだるげ。
7: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:26:26.24 ID:UZdGAeCf0
私の右足と、あなたの左足がぴったりくっ付き、残りの足が左右から残り少ない涼を求めてバタバタとポジション争い。
こんなにくっ付いて動きまわったら余計に暑くなるなんて、分かっているのに。
8: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:26:53.14 ID:UZdGAeCf0
ちょびっとくっつく腕と腕。でも、繋げず手持ち無沙汰な手と手が今の私達っぽかったり。
お互い上手く足と足がおさまって、しばらく。
扇風機の風より、くっついてるもりくぼたちの体温の方が勝って、結局。
9: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:27:31.76 ID:UZdGAeCf0
***
「あの後、押入れからビニールプールを出してアパートの裏庭で入ったっけな」
10: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:27:58.42 ID:UZdGAeCf0
「また、プールしような」
「うぅ……。むーりぃー……」
11: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:28:31.54 ID:UZdGAeCf0
******
今日のレッスンは特別大変だったらしい。
12: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:28:58.39 ID:UZdGAeCf0
事務所の中の隠れられそうな場所を探して。
近くの女性スタッフやらアイドル捕まえてトイレにいないかも見てもらい。
13: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:29:49.93 ID:UZdGAeCf0
「森久保、危ないから鍵は閉めろよ」
「うぅ……うっかりの誰かさんが閉め忘れただけだと思うんですけど」
14: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:30:58.62 ID:UZdGAeCf0
「でも、予定の半分は頑張れたんだろう?」
すごいなあ、俺なんて3分も持たず倒れちまうよ、なんて笑って答える。
15: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:32:32.70 ID:UZdGAeCf0
「にしても、ここ教えて昨日の今日で来てるとは思わなかったよ」
「ほかに、行くあても思いつかなくて……」
16: ◆/QaUkwW1af/m[sage saga]
2016/12/18(日) 00:33:54.11 ID:UZdGAeCf0
ちょいと待ってな、と言いすぐに冷蔵庫を漁るも大したものがない。
元々今日はカップ麺で済まそうと思ってたしなぁ。
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