過去ログ - 男「俺が坦々麺を食うだけの話」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:17:12.32 ID:i7pR/GRDo

この日、俺は免許証の更新を終えていた。

あとは家に帰るだけなのだが、この日訪れた地域はそれこそ免許の更新なんて用事でもない限り、
まず訪れることはないであろう場所だった。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:19:13.80 ID:i7pR/GRDo

ランチタイムから時間は外れていたので、店内には客が二人いるだけだった。


「いらっしゃいませー」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:22:54.77 ID:i7pR/GRDo

ここでふと、「ライス」が目に入る。


危険な誘惑。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:26:28.89 ID:i7pR/GRDo

その時、心の中からこんな声が聞こえていた。


「カイジ君……下手っぴさ……。欲望の解放の仕方が下手……。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:27:10.05 ID:i7pR/GRDo

店員さんを呼ぶ。


「坦々麺と……ライスを」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:30:12.84 ID:i7pR/GRDo

注文を済ませると、俺は読みかけだった小説を読む。

エリート銀行員が殺されるという筋書きのためか、やたらと金融業界のウンチクが続く。
本筋にもあまり関係なさそうだし、つい飛ばし読みになってしまう。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:33:22.15 ID:i7pR/GRDo

大きい器の中に、見るからに辛そうな赤くエネルギッシュなスープ。
ラーメンよりはやや太めの麺。
麺の上には、豚肉のそぼろ、ザーサイ、小松菜、ネギが乗せられている。
湯気とともに食欲をそそる香りがたちこめる。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:35:29.50 ID:i7pR/GRDo

とりあえず、まずはスープを味わってみる。

辛い。が、うまい。
癖になる辛さというやつだ。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:36:58.19 ID:i7pR/GRDo

麺を勢いよくすする。


辛みを帯びたコシのある麺をある程度口に入れると、咀嚼する。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:39:01.29 ID:i7pR/GRDo

さあ、次はそぼろやネギを絡めて、もう一度麺をいただく。

ずるるっ。
かぁ〜、うまい。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:41:16.03 ID:i7pR/GRDo

全身から汗が噴き出す。
鼻の下に汗の玉が出来ているのが分かる。

だが不快さはない。むしろ心地よい。
以下略



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