過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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107: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/26(月) 20:04:28.21 ID:PzmFtaYD0

夕日が地平線へと沈み始めた頃、少女は王の自室の向かいにある部屋、普段は勉強家の王が書庫として使っている部屋で目を覚ました。

マリベル「ここは……。」

“ギシッ”という乾いた音が響く。

どうやら少女は簡易的なベッドの上に寝かされていたらしい。

アルス「…気が付いた?」

マリベル「あ……っ。」

アルス「マリベル……。」

マリベル「アルス… あるすぅ…!」

少年の顔を見た途端、少女は布団を跳ね除けベッドの隣に座る少年の腕を引っ張り、その胸に顔を埋めてわんわんと泣き出した。

マリベル「あふっ…う… う…っ。」

アルス「……怖かったね。」

マリベル「…うん……。」

アルス「……つらかったでしょう。」

マリベル「うん……。」

アルス「もう 大丈夫。」

マリベル「うんっ……!」

そっと少女の肩を抱き、柔らかい髪を撫でる。



少年は、涙を流さずに泣いていた。




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