過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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138: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/27(火) 19:32:20.45 ID:WJPu1BOR0

*「こ ここで 飼うんですかい?」

マリベル「ええ。ちゃんと しつければ もう 悪いことは しないはずよ。」
マリベル「ね? 猫ちゃん。約束できるかしらね。」

*「なーぅ…。」

コック長「マリベルおじょうさんが そこまで 言うのなら わしは 反対はしません。」
コック長「ただし 調理場には入れない と約束していただければ ですがな。」

マリベル「わかってるわ。」

ボルカノ「…決まりだな。新しい 乗組員の誕生だ!」

*「「「ウスッ!」」」



アルス「あれ? おまえ 三毛猫なのに オスなのかい?」

*「……ゥナーオ。」

マリベル「あら ホントだ。 体は小さいけど… つ ついてるわね……。」
マリベル「…………………。」

少年の指摘に三毛猫の両脇を抱えて股を見るとそこにはしっかりとフグリがついていた。

ほんの少しだけ少女は顔を赤らめて黙り込む。

ボルカノ「縁起がいいな。 滅多に お目にかかれるもんじゃないぜ。」

昔から漁師の間では三毛猫の雄は航海の守りとして言い伝えられてきたが、その出現は何十年に一度とも言われている。
フィッシュベルにも多数の猫が放し飼いにされているが三毛猫はおろか、その雄なぞこの場の誰も見たことはなかった。

マリベル「そうね… 名前は何がいいかしら……。」

少女が呟くと男たちはこれしかないと言わんばかりにと声を上げる。

*「タマ!」

マリベル「ありきたりね。」

*「トム!」

マリベル「まんまじゃないの。」

*「ねこまどう!」

マリベル「魔物じゃないの。」

*「ジャガーメイジ!」

マリベル「魔物から 離れなさいよ!」

*「メイジキメラ!」

マリベル「もはや 猫ですらないっ!」

もはや大喜利である。

マリベル「ていうか なんで あんたたちが そんな魔物を 知ってるのよ!」

アルス「……キーファ。」

ボルカノ「幸運に ちなんで ラッキーとかは どうです?」

マリベル「やっぱり ボルカノおじさまが 一番 まともな センスしているわね。」
マリベル「でも… そうねえ。」

すっかり困ってしまった少女は左の眉を吊り上げてじっと猫の顔を覗き込む。
どうやら少年が何やら呟いたことにはまったく気づいていないようだった。

マリベル「あら? あんた 綺麗な 目をしているのね。」

*「…………………。」

少女に見つめられ、猫は少しだけ身動ぎをする。



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