過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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157: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/28(水) 19:40:08.45 ID:HiFRyoCx0

マリベル「あたしたちを なめない方が いいわよ!」
マリベル「……っ!」

そう言ったのもつかの間、三人の周りにはどこから現れたのか無数の海月のような魔物が漂っていた。

ラグレイ「しびれスライム!! それも こんなにたくさん!」

マリベル「あら あんたでも 知ってたの? それなら マヒに 気を付けるのよ!」
マリベル「…ベギラゴン!」

少女が呪文を唱えると共に地面を這う巨大な火柱が走り抜け、低空で浮かぶそれらを飲み込み焼いていく。

*「ビビビっ!?」

たまらず散り散りに逃げ出そうとするところを鎧の男と少年が獲物を手に疾走する。

アルス「せい!!」

ラグレイ「だああっっ!」

少年の剣先は流れるように空間を縫い五月雨のごとく斬撃の雨を降らし、鎧の男のそれは先の読めないめちゃくちゃな動きで相手の不意をつく。

一見乱れているようでいて完璧な連携だった。

*「ピピピピ……。」

うんざりするほどいたゼラチン質の化け物はあっという間に切り刻まれ、焦げたたんぱく質の臭いを漂わせながら地面に散乱した。

マリベル「別の呪文で やるべきだったかしら。臭くて かなわないわ…。」

アルス「あとで掃除が たいへんだね。」

マリベル「しかし へんてこ斬りとは 考えたわね。」

ラグレイ「へ? あ いや 別にそんな…。」

“狙ってやったわけではない”

なんてことを言いたげな顔の男だったがこの場はとりあえず黙っておくことにした。良い方に誤解されるというのはある意味この男の才能なのかもしれない。

マリベル「さて 次は……。」

アルス「南だ! 坂の下から 異様な気配がする!」

長旅で得た感覚を頼りに、少年は再び風の如く走り出した。




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