過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/06(金) 20:07:28.65 ID:QSmDR/W/0
マリベル「眩しい……。」
船上へ出ると少女は泣き腫らした瞳をこすり呟く。
その目の下には青いクマがくっきりと浮かんでいた。
ボルカノ「マリベルちゃん 何か思いついたのかい?」
甲板では少年の父親が待ち構えていた。
マリベル「ええ ボルカノおじさま。 行ってきますわ。」
ボルカノ「そうか。…息子を 頼んだよ。」
マリベル「はい。」
船長を含めた漁師たちは自分たちの商いや役目を果たすために少女とは別行動をとることになっていた。
務めだから仕方がないとはいえ皆その顔は暗く気が気でない様子で、
それだけ少年がこの船において大きな存在になっていたことがうかがい知れた。
*「マリベルおじょうさん 良い報せを 待ってますぜ!」
サイード「おれも 一緒に行ってやりたいところだがな。どうせ 足手まといになるだけだ。」
サイード「健闘を 祈る。」
マリベル「みんな ありがとう。」
マリベル「それじゃ 行ってくるわ。」
マリベル「ルーラ!」
船員たちに挨拶を済ませると少女は短く詠唱し、はるか遠い町へと飛び去っていった。
*「大丈夫ですかね おじょうさん。」
*「さあな… 一晩中 泣いてたからな……。」
ボルカノ「いや… 少し すっきりしたのかもしれん。」
漁師たちが心配の声を上げる中、船長だけは少女から何か別のものを感じ取っていたようだった。
ボルカノ「あの目には 強い信念が宿っていた。きっと やってくれるさ。」
コック長「信頼してるんですな。彼女のこと。」
料理長がそっと語り掛ける。
ボルカノ「わっはっは! それはみんな 同じだろうよ!」
*「この船に あの二人を 信じていない人なんて いませんもんね!」
豪快に笑う船長に同調して料理人が言う。
コック長「違いありませんな。はっはっは!」
ボルカノ「さて オレたちは オレたちの 務めを果たすとしようぜ!」
*「「「ウスッ!!」」」
こうして船長の号令の元、漁師たちは港の舟守たちに自分たちの船を託し、キンキンに冷えた獲物を抱えて町へと繰り出すのだった。
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