過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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428: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/06(金) 20:22:08.02 ID:QSmDR/W/0

マリベル「…………………。」

しばらく歩みを進めて少女は違和感を感じる。

サイード「どうした マリベル。」

マリベル「…いつもは シスターが 立っているはずなんだけど。」

サイード「…何か 用でもあるんじゃないのか?」

マリベル「…………………。」
マリベル「待って。」

その時少女が唐突に足を止め、青年を制する。

サイード「…………………。」

マリベル「誰か来るわ。」

二人の見据えるその先、大神殿の入口の扉からは真っ黒なローブを身に纏った呪術師を思わせる身なりの者が出てきた。



*「そこの おまえたち。お引き取り願おうか。」



それも一人ではなく複数。

マリベル「なによ あんたたち。こっちは ここの神官長に 大事な用があるのよ。」

*「神官長どのは 今 忙しいんだ。われわれの 用が済まない限り 誰にも邪魔させるわけにはいかんなあ。」

マリベル「ずいぶん 自分勝手なこと 言ってくれるじゃないの。」
マリベル「あんたたちこそ その用ってのは なんなのよ?」

物怖じもせず少女は訊ねる。

*「おまえのような小娘には 関係のない話だ。」

*「話してやっても いいだろう どうせ 一般人にはどうにもできん話だ。」

*「ふん。まあいい。」
*「われわれは 魔法の研究をしている。」
*「去る昔 ここは 魔法大国として栄え 今も その資料が 残っているというじゃないか。」
*「……究極の魔法の資料が。」

マリベル「あんたたち どこから その話を聞きつけてきたのよ。」

*「君たちと違い われわれのような 高位の呪術師にとっては 常識なのだよ。」

*「魔王亡き今 われわれが その魔法を使って 世界を牛耳ることも できるやもしれん。」

*「しかし われわれは そんなことには興味はない。われらの目的は ただ未知なる 呪術を追い求めるのみ。」

*「そのためにも ここの神官長には 知っていることをすべて 話してもらわねばならん!」
*「……たとえ 何年かかろうとな。」

マリベル「…………………。」
マリベル「ふーん あっそ。」



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