過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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457: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/07(土) 17:50:46.65 ID:KtF5zPtg0



マリベル「仮面舞踏会?」



*「ええ グレーテ姫の思い付きで 今日 ここで 開催されるんです。」

アルス「…………………。」

あれから再びこの世に舞い戻った少年と二度の殺人を犯した少女は、
神殿に住まう修道女から本日ここで開催されるという国の催事について情報を得ていた。

マリベル「ふうん。面白そうじゃない ね アルス!」

アルス「……そうだね。」

興味津々の少女に対して明らかに不機嫌そうな少年が答える。

マリベル「で それって いつ頃 始まるのかしら?」

*「夕方から 真夜中までと 聞いています。よろしければ ご参加していってみては?」

マリベル「おほほほ! ついに このあたしも 社交界デビューってわけね!

アルス「…そう 楽しんできてね。」

マリベル「……えっ?」

“きっと自分が行くと言えばとりあえず自分も行くと少年は言うだろう”

そんな流れを予想していた少女は豆鉄砲を喰らったかのように目を見開いている。

アルス「ぼくは ちょっと 体調が悪いから 今日は大人しくしてるよ……。」

マリベル「ちょちょ ちょっと アルス! あんたってば あたしを一人で 行かせる気っ!?」

想定外の事態に少女は狼狽する。

アルス「ごめん マリベル。でも きっと きみなら 大活躍 間違いなしだよ。」

少年は淡々と答える。

マリベル「…………………。」
マリベル「おーほほほ! そうよね。あんたがいなくても あたし一人で 会場を沸かせるには 十分よね〜… ほほほ……。」

いまいち開き直れず少女は中途半端に威張って言う。

アルス「ぼくも 応援してるよ マリベル。」

少年はまっすぐ少女を見据えて言う。その瞳にいつもの輝きはなく、言われてみれば体調が悪そうとも見えなくはない。

*「……?」

二人の微妙な変化に気付かぬ修道女は疑問符を頭上に浮かべて首をかしげるしかなかった。





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