過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/24(土) 12:05:30.66 ID:8lPBK+pa0
マリベル「ふふっ。いいわ 信じてあげる。」
アルス「…………………。」
マリベル「何よ。なんとか 言ったらどうなの?」
アルス「あっ ゴメン。すごく 優しくなったなー と思って。」
マリベル「……あたしが?」
アルス「うん。」
マリベル「ばっ ばかねー。あたしってば もともと こんなに優しいのに。」
アルス「えっ いや それは そうなんだけど……。」
マリベル「…もう! どっちなのよ!」
アルス「あはは ごめんごめん。」
マリベル「むう……。」
アルス「…………………。」
そう言ってわざとらしくむくれる少女の顔を見つめながら少年は彼女の変化について思い起こす。
これまで何度となく浴びせられた理不尽な非難の数々、棘のある言葉、他人との露骨な比較。
それらが今ではすっかりとなりを潜めてしまっている。
思い返せば旅の終盤、魔王が復活してからその兆しはあったのだが、いったい何が彼女をここまで変えてしまったのだろうか。
少年にとっては喜ばしいことなれどその原因がいまいち分からず、というよりは急激な変化についていけず、
自分がどこかぎこちなく接してしまっている気がしてならなかった。
マリベル「ねえ… どうしたのよ 人の顔 ジロジロ見て。」
アルス「え? あっ ああ なんでもない。」
マリベル「…変な アルス。はあ〜〜 話してたら 喉乾いてきちゃった。」
マリベル「さて! もう一度 飲みに行きましょっ。主役が いつまでも 席空けてちゃ みんな 不安だろうし。」
アルス「まだ飲むの!?」
マリベル「あら? まさか か弱いレディを 一人置いて行くつもり?」
マリベル「どうなっても 知らないわよ〜。明日になったら どこにもいなくて みんなで 探すことになっても。」
アルス「…行きましょうか。おじょうさま。」
マリベル「よろしい! うふふっ。」
そうして再び主賓を迎えた宴会場は再び熱狂に包まれ、華やかな宴は真夜中を過ぎても続いたのだった。
そして……
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