過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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586: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/11(水) 19:24:51.17 ID:LLGD6zi70



*「いらっしゃいませー! あらっ? あなたは……!」



マリベル「こんにちは イルマさん。」

少女が店の扉を開くと元気の良い声と共に一人の女性が現れた。

イルマ「マリベルさん いらっしゃってたの! もっと 早く 声をかけてくれれば 良かったのに。」

そう言って若き占い師は微笑む。

マリベル「ごめんなさいね さっきまで お店やってたから。」
マリベル「元気にしてたかしら?」

イルマ「そりゃ もちろんですよ。あれから ますます 占いの腕も 磨いたんですよ!」

マリベル「そう やっぱり 将来のパミラさんは あなたみたいね。」

イルマ「そ そんな お世辞を……。」

少しだけ照れた様子で若き占い師ははにかむ。

マリベル「あ そうだ パミラさんはどう?」

イルマ「パミラさまなら 奥にいらっしゃいますよ。ここのところ 事件もなくて 張り合いがないんだとか。」

マリベル「そう じゃあ 挨拶していこうかしら。」

イルマ「ちょっと お待ちください。」
イルマ「パミラさまー マリベルさんが お見えですよー。」

娘の呼びかけにややあってから老婆が声を返す。



*「おお マリベルか 入っておいで。」



イルマ「さ どうぞ。」

マリベル「ありがとう。」

若き占い師に促され、少女は暗い部屋へと足を踏み入れる。



*「よく きたね マリベル。また キレイになったんじゃないかい?」



すると薄暗い部屋の奥に水晶を置いて佇む人の良さそうな老婆が少女に声をかけてきた。

マリベル「パミラさんも お元気そうでなによりだわ。」

パミラ「まだまだ このとおりじゃわい。」
パミラ「それにしても 今日はどうしたのじゃ? また何か 困ったことでも あったのかい?」

マリベル「あ いや そういうわけじゃ ないんだけど……。」

パミラ「そういう割には 何か 憂いた顔をしておるのう。どうせ 悩みでも あるじゃろう。」

マリベル「えっ…?」

パミラ「隠さないで 話してごらん? それとも 占ってみせようかね?」

マリベル「あたしが 悩んでること……。」

パミラ「うむ あいかわらず 心の奥底で わだかまってることが いろいろ あるようじゃのう。」
パミラ「どれ お代は いいから 少し 見てあげるとしようかね。」

そこまで言うと占い師の老婆は助手に声をかける。

パミラ「イルマ! 少しの間 誰も とおさんでおくれ。」

イルマ「はーい。」

返事と共に入口には幕が敷かれ、部屋の中はさらに暗くなる。



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