過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/11(水) 19:47:44.81 ID:LLGD6zi70
アルス「…嬉しいな。」
しばらくして少年が呟く。
アルス「夢だったんだ。こうして 誰にも邪魔されずに 二人で 温泉に入るのがさ。」
マリベル「うふふっ。あんたってば 意外と ロマンチストなのね。」
アルス「意外で 悪かったね……。」
不服そうに少年が言う。
マリベル「スねないの! これでも 褒めてんだからね?」
アルス「はいはい。」
そう言って少年は微笑む。
マリベル「…ふふ……。」
アルス「…………………。」
マリベル「……また 来ましょうよ。」
アルス「二人っきりで?」
マリベル「あったりまえじゃないの! やっぱり見られたくないし それに……。」
マリベル「誰にも 邪魔されたくないからね!」
片手を腰につけて少女は悪戯な笑みを浮かべる。
アルス「あっははは! また 夜中にこっそり 来ないとね。」
楽しそうに少年が笑う。
マリベル「…そういえば さっきは 何の呪文を かけたの?」
先ほど上から聞こえた呪文の発動音を思い出し少女が尋ねる。
アルス「えっ? ああ あれ見てよ。」
マリベル「……!」
少年に促されて視線を移したその先には入口から滴る水滴があった。
マリベル「もしかして 入口を ヒャドで 塞いだの?」
アルス「アタリ。だから 一応 時間制限が あるんだけどね。」
マリベル「そうねえ のぼせないくらいには 早めに 上がらないと いけないものね。」
アルス「ずっと 独占するわけにも いかないからね。」
マリベル「…そっ。でも……。」
“今晩 月が てっぺんまで昇った頃 温泉にいけば いいことが あるみたいですよ!”
アルス「……!」
マリベル「もう少し こうしてたいな。」
そう言って少年にもたれかかる少女の白魚のような体が少しだけ桜色に染まって見えたのは
湯にあてられたせいなのか、それとも彼女なりの恥じらいの色だったのか。
同じように頬を染められた少年が知る術はなかったのだった。
そして……
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