過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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685: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/14(土) 18:27:26.35 ID:I8BPs1sh0

アニエス「……でも 良かった。」

マリベル「えっ…?」

アニエス「あの子は いつの間にか いろんな人に 助けられて 大きくなってたのね……。」

マリベル「アニエスさん……。」

人魚の瞳にはうっすらと涙が溜まっていた。
そして零れ落ちた滴は水面を波打ち、いつしかそれは宝石のように固まり輝きだした。

アニエス「あら いけない 私ったら… ちょっと 湿っぽくなっちゃったかしらね。」

まなじりを指で払いながら人魚は微笑む。

マリベル「…いいんです。だって 何百年ぶりにやっと 会えたんですから……。」

アニエス「うふふ。マリベルさんは 優しい人ね。これなら 安心して あの子のことを 任せられそうだわ。」

マリベル「あ アニエスさんっ! き 気が早いですよ……。」

突然の言葉に少女はまたも顔を赤くして言葉に詰まる。

アニエス「あらあら。うふふっ。」
アニエス「それじゃ あの子たちが帰ってくるまで お休みになっていらしてください。」
アニエス「カラダが 本調子ではないのでしょう?」

マリベル「えっ…!」

“どうしてわかったんだろう”

アニエス「さっきから 無意識に お腹を擦っていたでしょう。」

マリベル「…………………。」

“どうやらこの人には敵わないだろう”

一瞬で少女はそう悟ると、人魚の言うことを素直に聞き入れその場を後にするのだった。






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