過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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746: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/16(月) 19:35:31.72 ID:da5wJlLm0

それからしばらくして少年と少女は仲間の待つ船へとやってきた。

*「おっ 戻ってきたな!」

甲板で二人の帰りを待っていた漁師がその姿に気付き絨毯に駆け寄る。

*「もうちょっとで 出発しちまうところだったぜ。」

アルス「お待たせしました!」

絨毯から降りて少年が叫ぶ。

ボルカノ「もう いいのか?」

マリベル「ええ。もう ここに用はないわ。」

アルス「行きましょう!」

ボルカノ「よーし 出航だ! 錨を上げろー!」

*「ウスッ!」

ボルカノ「目指すは 南東の方角! 取舵いっぱーい!」

*「おっしゃー! 行くぜ!」

そうして船長の号令を受けた漁船はまだ太陽が東にあるうちに船着き場を後にした。

森に覆われた島が遠ざかっていく様を甲板で見つめる少年と少女は、いったい何を感じていたのだろうか。

言葉には出さない二人ではあったが、その手に残された柔らかい土の感触がどこか名残惜しさを呼び起こし、
島が霞みに消えるまでいつまでも眺めていたのであった。





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