過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/17(火) 23:20:18.99 ID:Gbhcinl20
なんと怪物の正体は以前魔封じの山で戦い、力を失って人間になってしまったあの魔物だった。
*「いやあ 助かりました! ありがとうございます!」
マリベル「デス・アミーゴ!?」
マリベル「どうして あんたが ここに?」
*「もう その名前は やめてくださいよお!」
*「今は 私も ただの人間なんですから。」
少女にかつての名を呼ばれ、男は恥ずかしそうに頭を掻く。
アルス「魔封じの山に いたんじゃないんですか?」
*「いや それが… すっかり魔物たちも いなくなったんで キレイな服でも 買いに行こうかなーと 町に行ったんですけど あいにく 感謝祭の真っ最中で……。」
*「出直そうと思って 町を出たら 途中で大きな音がしたんで ここまで 見にきたら このザマですよ。」
マリベル「……それで どうして トパーズが いっしょなわけ?」
少女が三毛猫を抱えたまま訝しげに男を睨む。
*「あ…ああ。町を 出ようとした時に このネコちゃんと 会いましてね。」
*「なんだかついてきちゃうもんですから そのまま ほっといたんですけど 気付いたら 魔物に襲われちゃって。」
*「この子だけ 逃がそうとしたんですけど なかなか 逃げてくれなかったんですよ。それどころか 立ち向かおうとして……。」
アルス「それで 大けがしたって わけですね。」
*「はい そうなんです……。」
マリベル「本当でしょうね……?」
*「ほ 本当ですって! 神にちかって 本当です!」
マリベル「ねえ トパーズ こいつの言ってること 本当?」
トパーズ「……なー。」
マリベル「ほら トパーズも 嘘だって 言ってるじゃない。」
*「そんな テキトーな こと言わないでくださいよお!」
*「な なんだったら このネコちゃんに しゃべってもらって……。」
そう言って男は三毛猫に両手をかざして魔法をかけようとする。
マリベル「あーっ! いいっ! いいからそんなことしなくって!」
マリベル「わかったわよ 信じてあげるわ。」
少女は三毛猫を男から遠ざけると仕方ないといった表情で溜息をつく。
*「よ よかったあ……。」
マリベル「確かに この子の言うことも 気にはなるけど ガボみたいに ベラベラしゃべられちゃ たまんないわ。」
マリベル「トパーズは トパーズのままで いいのよ。ねー。」
そう言って少女は三毛猫の顔と自分の顔を近づける。
トパーズ「…………………。」
三毛猫はどこか居づらそうに首をキョロキョロと動かしている。
アルス「それにしても もとから 人懐っこいネコだとは 思ってたけど まさか 知らない人に ついてっちゃうなんてね。」
三毛猫の喉を撫でながら少年が言う。
マリベル「そうよ。心配したんだからね?」
トパーズ「なーう。」
*「きっと 好奇心が強かっただけですよ。」
男が困ったような顔で笑う。
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