過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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805: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/18(水) 19:25:21.33 ID:NwVM2m3w0



*「おや こんなところに 旅人とは めずらしい。しかも 団体と来たもんだ。」



村へと到着した一行を出迎えたのは入口の近くにいた酪農家の婦人だった。

アルス「魔王が倒れてからも 人は あまり来てないんですか?」

先頭に立っていた少年が尋ねる。

*「そりゃあ こんなへんぴな所にある 村だからねえ。普段から 旅人なんて めったなことじゃ 来ないんだよ。」

婦人はつまらなさそうに言った。

アルス「そうですか……。」



マリベル「それより 神父さまたちは 元気にしてるかしら?」



二人の会話が途切れたのを見計らうように少女が婦人に問う。

*「おや おじょうさん お祈りかい? エライねえ 若いのに……。」
*「神父さまたちなら 前よりも 生き生きとした ご様子だよ。なんでも 神の気配を 感じ取ったとかなんとか。」

マリベル「ふーん…。やっぱり わかる人には わかるのね……。」

少女は人差し指に顎を乗せて思案する。

*「どうしたんだい? そんなに考え込んじゃって。」

マリベル「えっ あ いや なんでもないわ。それじゃ あたしたちは 教会に行きましょう。」

はぐらかすように話を変えると少女は少年に向き直る。

アルス「うん。」

ボルカノ「よし 今日はこれで 解散だ。オレたちの宿も 取っておいてくれよ。」

*「「「ウスッ!!」」」

そうして山の向こうに日が沈みゆく中、一行は別々の方向へと歩き出すのだった。





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