過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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820: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/18(水) 19:53:29.72 ID:NwVM2m3w0

マリベル「……?」

少女は突然老神父に呼び止められた。

*「ラズエルというのは わたしの 遠い 先祖の名前……。」
*「どうして あなたが それを……?」

マリベル「…………………。」
マリベル「答えはきっと あなたの一族の 本の中に 書かれているわ。」
マリベル「それじゃあね 神父さま。お大事に。」

そう残して少女は少年とその父親のもとへかけていくのだった。

*「…………………。」
*「あの二人は……。」

二人のいなくなった部屋の中で老神父が神妙な顔で呟く。



*「アルスとマリベル……。」



*「むっ?」

不意に若神父が思い出したように二人の名を口にする。

*「たしか ラズエルの時代に 起こった事件を かの神父様と共に救ったという 伝説の旅人の名だよ。」

*「まっ まさか あの二人が……!?」
*「おおっ 神よ これも あなたの思し召しなのか…。」

寒気によるものではない心躍るような震えを覚えた老神父は、
先ほどまで彼らがそうしていたように両手を合わせると、
この世界のどこかに存在するであろう神へと祈りを捧げるのだった。

それは、不思議な世の巡り合わせ。まさに奇跡のなせる業だったのかもしれない。

それは、プロビナの村に新しい伝説が刻まれた瞬間だったのかもしれない。



時を渡る少年アルスと少女マリベルの伝説の。





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