過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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889: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/20(金) 19:09:30.09 ID:K4Y9JjXm0

アミット「おお マーレさんじゃないか。」

マーレ「おはようございます アミットさん。」

ボルカノ「母さん……。」

やって来たのは船長の妻だった。妻は夫と抱き合うと辺りを見回してある異変に気付く。

マーレ「父さん アルスは どうしたんだい?」

ボルカノ「…………………。」

マーレ「父さん……?」

ボルカノ「ちょっと 待ってくれ。」

そう言うと船長は船員たちに向き直る。

ボルカノ「オレはこれから 事情を 説明してくる。」
ボルカノ「みんなは 悪いが 積荷を 降ろしておいてくれないか。」

*「うすっ! 任しといてください。」

*「オレたちも こっちが 済んだら すぐに 行きます!」

コック長「では 始めるとしようか。」

*「「「おうっ!」」」

そう言って男たちは作業に取り掛かり始める。

ボルカノ「すまん みんな……!」

船員たちの気遣いに感謝し、船長は集まった村人たちを見渡して言う。

ボルカノ「…場所を 変えましょう。ここでは 作業の 邪魔になります。」

アミット「うむ。そうしようか。」

マーレ「…………………。」

辺りは妙な緊張感に包まれ静まり返っていた。
これから船長の話すことがいったい何なのか、誰にも想像はついていなかったが、
船の状態からして何かしらの出来事があったことだけは見て取れたようだ。

それでもこの後船長の口から飛び出した言葉に、その場の誰もが絶句することになるのだった。

網元も、村人も、そして少年の母親も。



港には、漁師たちの作業する音だけが、ただ虚しく響いていった。





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