過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
1- 20
926: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/20(金) 20:00:28.27 ID:K4Y9JjXm0



*「た たいへんだー!!」



網本の伝令を受けた漁師の男が村中に少女の失踪を伝えて回る。

*「た たいへんだ ボルカノさん!!」

そして男が次に向かったのは漁師たちの指導者ともいえる漁船の船長の家だった。

ボルカノ「どうした! 何が あった?」

いきなり扉を開けて転がり込んできた漁師に少年の父親が歩み寄る。

*「ま マリベルおじょうさんが 行方不明なんだ!」

ボルカノ「なんだとっ!?」

マーレ「ま マリベルさんがかい!?」

朝食の支度をしていた少年の母親もその言葉に思わず皮をむいていた芋を落とす。

*「さっき アミットさんが 血相変えて 探してたんだ!」

ボルカノ「あんな 状態で いったい どこに 行っちまったんだ!?」

みるみる表情を険しくして船長は歯を食いしばる。

*「わからねえ! と とにかく 探すのを 手伝ってくれねえか!」

ボルカノ「わかった すぐに行く。」
ボルカノ「母さん!」

マーレ「あいよっ 待ってな!」

そう言うと船長の妻は急いで弁当をこしらえ、夫に手渡した。

マーレ「頼んだよ あんたっ!」
マーレ「あの子は あたしたちの 最後の希望なんだ!」

ボルカノ「わかってる!」
ボルカノ「よし いくぞ!」

*「おうっ!!」

そうして妻の希望を託された船長は、漁師の男と共に薄暗い朝もやの中へ飛び出していったのだった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1492.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice