過去ログ - 渋谷凛「自分で選んで、進みたい」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/24(土) 17:32:06.83 ID:x5xVzsjqO

「はい?」

「いいよ。本当はもうちょっとこのまま、抱き合って見つめ合うままの時間を感じていたかったんだけど……プロデューサーがしたいなら、いいよ、しようか」

「一瞬で間違った自己解決をするのはやめて。それはちょっと、流石に駄目だから」

「どうして? プロデューサーは私とキス、したくないの?」

「したくない、とかそういうのじゃなくて」

「私はしたいよ、プロデューサーとのキス。何度でも何度でも何度だって。一日のぜんぶがそれで尽くされたって構わない。うぅん、一日のぜんぶをそれに尽くしたい。って、そう願えるくらいには、したいと思ってる」

「……凛」

「だからほら、いいよ。しよう? 大丈夫、べつにいつもしてること。ただちょっと場所が違う、プロデューサーの家の中じゃなくて事務所の中だってだけ。ただちょっといつもと違う、いつもみたいに二人きりじゃなくて……ちょっと、周りに事務所の皆がいるだけ、だから」

「そのちょっとは全然ちょっとじゃないんだよなー……ほら、ね、周り見よう?」

「やだ。プロデューサーと触れ合ってる時はプロデューサーだけがいい。プロデューサーだけを見て、プロデューサーだけを感じて、プロデューサーだけを愛したいの。だからやだ。余所見はしないよ」

「……またそうやって、そんなことを、そんなにまっすぐ」


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