過去ログ - 【モバマスSS】 お題は星の数だけ 聖夜
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名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 21:36:52.54 ID:hMyOjtGF0
「いや、本当に申し訳ない。食事の邪魔をしてしまいまして」
おおげさに頭を下げる、えーと……おじさ、ナイスミドル?
「いえ、あの……大丈夫です」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 21:41:33.03 ID:hMyOjtGF0
「い、いえっ! 私は別に……」
これでは相手にそうですと言ってるようなものだろう
「貴女はとてもわかりやすいお人みたいですね」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 21:55:52.70 ID:hMyOjtGF0
「なるほど、相手と上手くコミュニケーションがとれない、と……」
私の要領の悪い説明でも、おじさまはわかってくれたみたいで一安心
「はい……相手に不快な思いをさせているんじゃないかって」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:18:55.04 ID:hMyOjtGF0
「それだけの美貌を持ちながら、実にもったいないですな」
ずいっと顔を近づけるおじさまに、ひっ! と声を上げて後ずさりしてしまった
「あ……すみません」
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:23:12.31 ID:hMyOjtGF0
「ふぅ、楽しい時間だった」
腕時計を確認したおじさまが、姿勢を正して向かい合う
「貴女はやっぱり笑顔が似合う、それでも笑えないのなら」
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:30:13.02 ID:hMyOjtGF0
仮面をつける……あの人に言われてずっと考えてもわからない
仕事をしていても、もやもやする日々が続いた
最近はずっとこんな調子だったけれど、流石にカメラマンの人に注意されて、実感することになる
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:39:09.05 ID:hMyOjtGF0
威勢の良い店員さんに席を案内され……いた!
初めて会った時のように、お猪口をくいっとあおるあの人の姿があった
「おや? あの時の……」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:45:55.57 ID:hMyOjtGF0
「調子はどうですか?」
これはきっと仕事のことよね
「えっと、まぁ……普通です」
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 22:55:43.46 ID:hMyOjtGF0
「このチーズは持ちずらい」
……はい? これはいわゆる親父ギャグというものでは
考えではわかっているのに、どうしても笑うのを我慢できない
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 23:00:24.25 ID:hMyOjtGF0
もう……肝心な時に……
それからの私は少し、考えが変わったみたいだ
いい意味で自分のペースを見つけることができたというか、ものおじすることが減った気がする
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/12/24(土) 23:02:55.29 ID:hMyOjtGF0
「今日はいつもと顔が違いますね、気迫があります」
「ふふっ、それはどうも」
おどけるあの人と一緒に、日本酒で乾杯をした
以下略
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