過去ログ - 【モバマスSS】 お題は星の数だけ 聖夜
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138:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:33:43.88 ID:2SDY9GNk0
一週間後、俺はまた服部さんがいるカフェを訪ねていた

「いらっしゃいませ、おひとり様ですね?」

「こんにちは、おひとり様です」
以下略



139:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:37:19.22 ID:2SDY9GNk0
「資料、読んでもらえましたか?」

「ええ、ですがやっぱり……」

まだ彼女を押す材料が足りないか……
以下略



140:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:49:18.37 ID:2SDY9GNk0
事務所に帰った俺は何が足りないのかを考えた

衣装かな? それとも再デビューのイメージ作りが悪かったかな?

大人っぽい路線でいったけど、もしかしたら本人は可愛い系でいきたのだろうか
以下略



141:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:54:00.50 ID:2SDY9GNk0
「今回こそは」

今日こそは良い返事をもらいたい

カフェのドアを開けると、呆れたような顔の服部さんがいた
以下略



142:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:59:10.00 ID:2SDY9GNk0
これで駄目なら根本的に考え直さないといけないな

一から考え直すとなると、結構な時間がかかってしまう

けれど、この作業を面白いと考えている自分がいて
以下略



143:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:04:29.40 ID:Sq2YtvYz0
ああ、今日は良い天気だ

いつもの席なら今日は温かくて気持ちがいいだろう

そんなことを思いながら、服部さんのいるカフェへ
以下略



144:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:07:58.20 ID:Sq2YtvYz0
コーヒーはいつもと同じ味で安心したのだが……

「すみません、服部さんはお休みですか?」

店員さんを捕まえて聞いてみた
以下略



145:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:12:43.50 ID:Sq2YtvYz0
コーヒーを半分以上残して、俺は店を後にした

ちくしょう……また置いて行かれた

やっと手がかりを見つけて、もしかしたらと思ったのに……
以下略



146:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:18:50.80 ID:Sq2YtvYz0
「はい、どうぞ」

いつもとは違う、少し着飾った服部さんがそこにいた

「はは……今度は置いて行かれなかったみたいだ」
以下略



147:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:24:05.89 ID:Sq2YtvYz0
暖かい陽射しを受けながら公園を歩く

ふわふわとスカートを揺らす服部さんがいつにもまして綺麗に見える

「……」
以下略



148:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:30:12.10 ID:Sq2YtvYz0
2人で1つのベンチに座る

しかし、気まずささからお互い会話に持ち込めない

このままだと日が暮れてしまう……よし! 俺からいくか
以下略



149:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:37:25.95 ID:Sq2YtvYz0
「貴方に返事をする前にお店を辞めてしまったので……」

そうだ、そうだった……

また会えた嬉しさですっかり忘れていた
以下略



150:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:48:08.55 ID:Sq2YtvYz0
「作り直した資料はどうでしたか?」

真剣な面持ちで、俺は服部さんに聞いた

びっくりした表情の服部さんだが、少しした後
以下略



151:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 00:56:53.12 ID:Sq2YtvYz0
「俺が貴女をプロデュースしたいから」

こうなったらもう言葉は止まらない

「貴女は綺麗だ、俺はそれをずっと見てきた」
以下略



152:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:05:33.07 ID:Sq2YtvYz0
「服部瞳子!」

「は、はいっ」

俺の大きな声に服部さんがびくんと体を跳ねさせる
以下略



153:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:16:14.14 ID:Sq2YtvYz0
俺の想いは全てぶつけた

後は貴女がどう出るかだ

服部さんのほうを向くと
以下略



154:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:28:22.49 ID:Sq2YtvYz0
「私がお店を辞めたのは、貴方の言葉に惹かれてしまったから」

俺の言葉に?

「真摯な気持ちに向き合うために、貴方の気持ちを受け入れるために……」
以下略



155:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:35:56.61 ID:Sq2YtvYz0
「服部さん、そろそろ行きますよ」

「もう……瞳子って呼んでくれて良いのに」

いや、それは恥ずかしすぎますから
以下略



156:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:49:04.01 ID:Sq2YtvYz0
これにて 【モバマスSS】お題は星の数だけ 聖夜 をお開きとさせて頂きます
改めて、読んでくれた方に心からの感謝を
今年もたくさんのお題、ありがとうございました
来年も今年以上にお題をもらえたら嬉しいです

以下略



157:名無しNIPPER[sage]
2016/12/26(月) 01:52:00.29 ID:USsPYAF80

しんみりと冬の夜に読むにはよかったよ

騒がしいのも好きだが


158:名無しNIPPER[sage]
2016/12/26(月) 23:51:22.53 ID:fRuYh+hUo
乙、来年も楽しみにしてます


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