過去ログ - マラソン大会で好きな子への告白を賭けて勝負に出た男、その女の子は意外なことに…
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ふぃふぁ
[saga]
2016/12/25(日) 12:06:32.56 ID:/2hM/anb0
加速して走って行く太陽と亮輔。
夏子「…秋穂、あんたねぇ…!」
秋穂「そんなに怒らないでよ。小川君に勝つなんて無理に決まってるんだからさ」
夏子「そうゆうことじゃないでしょ!」
秋穂「だって、夏子。こうでもしないと、何にもきっかけないまま終わっちゃうよ?あなたは太陽にしてもらいたいこと考えてればいいの」
夏子「あ、あんた最初っからそれが目的で…」
秋穂「そうよ。私は夏子の親友だもん。友達想いでしょ?」
夏子「そんなこと言っても…私たちはさぁ…」
秋穂「いいじゃん。一緒に映画行こうでも、なんでもさ。こっちのことは任せときなさい。ほっほっほ」
と、秋穂も加速して前へ行く。
夏子「あ、ちょっと!…もう…」
集団の前方で走っている井上駆(16)と舘未来(16)。
駆「はぁ…はぁ…」
未来「ねぇ、駆」
駆「ん?」
未来「小川君ってなんであんなに運動できるのかしら」
駆「さぁね」
未来「陸上競技くらい勝ちたいって思わない?」
駆「思うよ!そりゃあ!」
未来「陸上部のエースが、帰宅部に負けてちゃあねぇ」
駆「くそ…俺だって本気で走ってるよ」
顎に手を当て、真剣に悩み始める未来。
未来「おかしいわよねぇ、ちょっと人間離れしてるというか…」
駆「お前…そんなこと考えずに、集中して走れよ」
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