過去ログ - 【デレマスSS】南条光「ジャスティスグレイス」
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2: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:01:46.96 ID:mNcj6xfJ0
「クリスマスパーティ?」

事務所の休憩所、その一角にある掲示板に一枚の紙が貼り出されていた。

「そうです〜。せっかくのクリスマスなので〜」
以下略



3: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:02:54.07 ID:mNcj6xfJ0
俺の勤める芸能プロダクションには、業界でも悪my……有名な名物社長がいる。
業界のしがらみに囚われず、かといって業界全体を敵に回すこともせず、御自ら営業に出向きプロダクションを導く社長は、
時折周りを振り回すようなことを言ってのける。
ほんの一週間前に、社長はこんなお触れを出していたのだ。

以下略



4: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:04:15.89 ID:mNcj6xfJ0
「……ところで、パーティは女子寮で?」

「そうですよ、寮の宴会場を借りてのパーティーを予定してます〜」

わたしは参加できませんが……と彼女は少し残念そうに続けた。
以下略



5: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:05:12.06 ID:mNcj6xfJ0
光ちゃん、とは、俺の担当するアイドルのひとり、南条光のことだ。
ヒーローを敬愛し、ヒーローアイドルを志し、ヒーロー然とした生き方を貫く14歳の女の子。
アイドルとして彼女をスカウトした日から俺は彼女に特撮関係の仕事を持ってってやりたかったが、
気運と俺の実力不足が原因か、なかなかそういう仕事に巡り会えなかったのだ。
今回ようやく、セリフ量も多くない役どころではあるが彼女とヒーローを引き合わせることができたということだ。
以下略



6: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:05:42.74 ID:mNcj6xfJ0
「……あ、いたいた。プロデューサーさん!」

休憩所の入口に事務員のちひろが立っていた。険しい表情の彼女の手には紙切れが握られているのが見えた。

「ちょっと、ちょっとこっちへ!」
以下略



7: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:06:12.00 ID:mNcj6xfJ0


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以下略



8: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:07:28.96 ID:mNcj6xfJ0
「クリスマスパーティ?」

女子寮の共用スペース、その一角にあるお知らせボードに一枚の紙が貼り出されていた。

「そうですよ、光ちゃん」
以下略



9: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:08:29.90 ID:mNcj6xfJ0
「光ちゃん、お仕事で忙しかったんでしょう?アニバーサリーパーティの前にはフェスがあって」

「うん、いろいろ準備とか大変だったけど、楽しかったよ。ファンのみんなと一緒に盛り上がれたし!」

プロダクションマッチフェス。
以下略



10: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:09:33.86 ID:mNcj6xfJ0
「ええ、プロデューサーさんから聞いていますよ。それに、そう。今度ドラマにも出るんですよね?」

「ああ!『ドラスターズ』の特番の撮影をつい昨日まで演ってたんだ!」

まゆさんは嬉しそうに微笑んだ。アタシもその表情につられて気持ちが高ぶっていくのを感じる。
以下略



11: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/25(日) 23:10:08.30 ID:mNcj6xfJ0
「麗奈?」

「麗奈?じゃないわよ。アンタのこと、アイツが探してるから早く行きなさい」

「あいつ?……プロデューサー?」
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