過去ログ - 【デレマスSS】南条光「ジャスティスグレイス」
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24: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:35:42.02 ID:N7nETp1q0


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以下略



25: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:36:34.85 ID:N7nETp1q0
女子寮の宴会場。
この日は壁一面に赤や緑や白の装飾が輝き、
畳の間に置かれたテーブルにはオードブルやお菓子、ジュースにお茶などいろいろな食べ物や飲み物が置かれている。
宴会場の中央に、ひときわ存在感を放つクリスマスツリーがある。
星や雲、ベルに鈴にあんきもくんが飾られたあのツリーはまるで……。
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26: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:38:50.25 ID:N7nETp1q0
「仕方ないですよ、麗奈ちゃん。光ちゃんもお仕事行きたいって言ってましたし」

そう答えたのは柑奈だった。
いつも持っているギターを背中にかけ、柑奈は左手に持った紙皿にお寿司をいくつか取っていた。
いる?と差し出してきたが、お菓子をたんまり食べてしまったので断った。
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27: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:39:57.48 ID:N7nETp1q0
「……光ちゃんのドラマ出演、無くならなくて良かったですね」

「……そうね。あんな事故で出番を奪われちゃ、やってらんないわよ」

光が出演予定の特撮ドラマは、出演者の一人が不祥事を起こしつつも、放映取り止めは免れたらしい。
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28: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:41:14.81 ID:N7nETp1q0
「ふうん……」

よくわからないが、つまり……、

「つまり、カチコミ?」
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29: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:44:39.50 ID:N7nETp1q0


あの日、いつの間にかプロデューサーと外に出てた光は夜になって女子寮に戻ってきたらしい。
翌日、朝ご飯を食べに食堂に行ったとたん、アタシは光に出くわした。アイツは開口一番に、

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30: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:46:57.80 ID:N7nETp1q0
「……プロデューサーさん、ここのところお疲れでしたねえ」

「ふん、自分から疲れに行ってるようなものでしょ。社長の言葉も守らずアイツにお仕事入れてるんだもの」

「でも、社長さんも了承してくれたって聞いてますよ」
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31: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:47:26.35 ID:N7nETp1q0


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32: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:48:07.57 ID:N7nETp1q0
『ふふっ、その娘を守りながら一兆度の業火を喰らうがいい!』

『くっ…このままでは、この子まで巻き添えに…どうすれば』

『レ、レオドラスター…』
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33: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:49:14.25 ID:N7nETp1q0
曇天の空の下、事務所から車を運転して約1時間半。
星降ヶ丘(ほしふりがおか)と呼ばれる山間の街。
その街の一角、廃工場の中で、追加シーンの撮影は続けられていた。

スポンサーとの協議は、意外なほどスムーズに「自粛の取り止め」へと傾いた。
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34: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:51:39.24 ID:N7nETp1q0
「……シナリオの辻褄合わせに、まさか光の役を変えるとはなあ……」

俺達が協議に参加してからの議題は、ドラマのシナリオについてだった。
メインキャストの一人、それも、物語の根幹を握る「双子の悪魔を復活させる科学者」を失った今、
ドラマを無事放映させるためには、どうにか科学者を出さずとも辻褄を合わせられるようにシナリオを修正しなければならなかった。
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