過去ログ - 【デレマスSS】南条光「ジャスティスグレイス」
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27: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:39:57.48 ID:N7nETp1q0
「……光ちゃんのドラマ出演、無くならなくて良かったですね」

「……そうね。あんな事故で出番を奪われちゃ、やってらんないわよ」

光が出演予定の特撮ドラマは、出演者の一人が不祥事を起こしつつも、放映取り止めは免れたらしい。
以下略



28: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:41:14.81 ID:N7nETp1q0
「ふうん……」

よくわからないが、つまり……、

「つまり、カチコミ?」
以下略



29: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:44:39.50 ID:N7nETp1q0


あの日、いつの間にかプロデューサーと外に出てた光は夜になって女子寮に戻ってきたらしい。
翌日、朝ご飯を食べに食堂に行ったとたん、アタシは光に出くわした。アイツは開口一番に、

以下略



30: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:46:57.80 ID:N7nETp1q0
「……プロデューサーさん、ここのところお疲れでしたねえ」

「ふん、自分から疲れに行ってるようなものでしょ。社長の言葉も守らずアイツにお仕事入れてるんだもの」

「でも、社長さんも了承してくれたって聞いてますよ」
以下略



31: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:47:26.35 ID:N7nETp1q0


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以下略



32: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:48:07.57 ID:N7nETp1q0
『ふふっ、その娘を守りながら一兆度の業火を喰らうがいい!』

『くっ…このままでは、この子まで巻き添えに…どうすれば』

『レ、レオドラスター…』
以下略



33: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:49:14.25 ID:N7nETp1q0
曇天の空の下、事務所から車を運転して約1時間半。
星降ヶ丘(ほしふりがおか)と呼ばれる山間の街。
その街の一角、廃工場の中で、追加シーンの撮影は続けられていた。

スポンサーとの協議は、意外なほどスムーズに「自粛の取り止め」へと傾いた。
以下略



34: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:51:39.24 ID:N7nETp1q0
「……シナリオの辻褄合わせに、まさか光の役を変えるとはなあ……」

俺達が協議に参加してからの議題は、ドラマのシナリオについてだった。
メインキャストの一人、それも、物語の根幹を握る「双子の悪魔を復活させる科学者」を失った今、
ドラマを無事放映させるためには、どうにか科学者を出さずとも辻褄を合わせられるようにシナリオを修正しなければならなかった。
以下略



35: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:52:52.86 ID:N7nETp1q0
「……君のところのアイドル、よくやってくれているな」

収録の最中、ベースのテントで寛いでいると、315プロのアイドルが声をかけてきた。主役の一人だ。

「あいつは、やると決めたらとことんやるタイプなんです。今回の撮り直しも、あいつがいなければこんなにスムーズに進まなかったはずです」
以下略



36: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:53:30.28 ID:N7nETp1q0
「彼女の案、だったか」

「そう、光が発案したんです。スポンサーさんも物怖じしない彼女を気に入ったのか、太鼓判を押してくれてね」

「光ちゃん、いい子ですよねえ」
以下略



37: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:55:06.43 ID:N7nETp1q0
「……それにしても、二人とも、申し訳ない。まさかクリスマスイヴの日に撮影が入ってしまうとは……」

「仕方がないだろう。トラブルがトラブルだったわけだからな。それに……これがアイドルの仕事だからな。世間は休暇でも、こっちが休みとは限らない」

「そうですね。あと、うちのプロデューサーさんも相当張り切っていたし……ファンの皆もかなり待ち望んでいるようだし」
以下略



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