過去ログ - 【デレマスSS】南条光「ジャスティスグレイス」
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:48:07.57 ID:N7nETp1q0
『ふふっ、その娘を守りながら一兆度の業火を喰らうがいい!』
『くっ…このままでは、この子まで巻き添えに…どうすれば』
『レ、レオドラスター…』
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:49:14.25 ID:N7nETp1q0
曇天の空の下、事務所から車を運転して約1時間半。
星降ヶ丘(ほしふりがおか)と呼ばれる山間の街。
その街の一角、廃工場の中で、追加シーンの撮影は続けられていた。
スポンサーとの協議は、意外なほどスムーズに「自粛の取り止め」へと傾いた。
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:51:39.24 ID:N7nETp1q0
「……シナリオの辻褄合わせに、まさか光の役を変えるとはなあ……」
俺達が協議に参加してからの議題は、ドラマのシナリオについてだった。
メインキャストの一人、それも、物語の根幹を握る「双子の悪魔を復活させる科学者」を失った今、
ドラマを無事放映させるためには、どうにか科学者を出さずとも辻褄を合わせられるようにシナリオを修正しなければならなかった。
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:52:52.86 ID:N7nETp1q0
「……君のところのアイドル、よくやってくれているな」
収録の最中、ベースのテントで寛いでいると、315プロのアイドルが声をかけてきた。主役の一人だ。
「あいつは、やると決めたらとことんやるタイプなんです。今回の撮り直しも、あいつがいなければこんなにスムーズに進まなかったはずです」
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:53:30.28 ID:N7nETp1q0
「彼女の案、だったか」
「そう、光が発案したんです。スポンサーさんも物怖じしない彼女を気に入ったのか、太鼓判を押してくれてね」
「光ちゃん、いい子ですよねえ」
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:55:06.43 ID:N7nETp1q0
「……それにしても、二人とも、申し訳ない。まさかクリスマスイヴの日に撮影が入ってしまうとは……」
「仕方がないだろう。トラブルがトラブルだったわけだからな。それに……これがアイドルの仕事だからな。世間は休暇でも、こっちが休みとは限らない」
「そうですね。あと、うちのプロデューサーさんも相当張り切っていたし……ファンの皆もかなり待ち望んでいるようだし」
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:55:46.40 ID:N7nETp1q0
「ふだんは頑固で無口って噂の監督さんも、休憩時間に光ちゃんといろいろお話してたみたいでしたよ」
「それは知らなかったです。へえ……」
「うちのプロデューサーは別件でここにはいないが……彼女にありがとうと伝えてほしい、と」
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:56:14.61 ID:N7nETp1q0
と。
「……お、撮影、上手くいったみたいですね」
いつの間にか撮影が終わっていたようだ。光やヒーローを務めたアイドル、それにスタッフがこちらに向かってくる。
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:56:43.96 ID:N7nETp1q0
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以下略
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◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:58:15.64 ID:N7nETp1q0
撮影は、予定した時刻を少し越してしまったが、滞りなく終了した。
挨拶もそこそこに、俺と光は足早に現場を後にした。
315プロのプロデューサーから食事でもと誘われたが、またの機会にと断った。
なぜなら……。
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