過去ログ - 【デレマスSS】南条光「ジャスティスグレイス」
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37: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:55:06.43 ID:N7nETp1q0
「……それにしても、二人とも、申し訳ない。まさかクリスマスイヴの日に撮影が入ってしまうとは……」

「仕方がないだろう。トラブルがトラブルだったわけだからな。それに……これがアイドルの仕事だからな。世間は休暇でも、こっちが休みとは限らない」

「そうですね。あと、うちのプロデューサーさんも相当張り切っていたし……ファンの皆もかなり待ち望んでいるようだし」
以下略



38: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:55:46.40 ID:N7nETp1q0
「ふだんは頑固で無口って噂の監督さんも、休憩時間に光ちゃんといろいろお話してたみたいでしたよ」

「それは知らなかったです。へえ……」

「うちのプロデューサーは別件でここにはいないが……彼女にありがとうと伝えてほしい、と」
以下略



39: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:56:14.61 ID:N7nETp1q0
と。

「……お、撮影、上手くいったみたいですね」

いつの間にか撮影が終わっていたようだ。光やヒーローを務めたアイドル、それにスタッフがこちらに向かってくる。
以下略



40: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:56:43.96 ID:N7nETp1q0


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以下略



41: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:58:15.64 ID:N7nETp1q0
撮影は、予定した時刻を少し越してしまったが、滞りなく終了した。
挨拶もそこそこに、俺と光は足早に現場を後にした。
315プロのプロデューサーから食事でもと誘われたが、またの機会にと断った。
なぜなら……。

以下略



42: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:58:49.52 ID:N7nETp1q0
「……」

「……」

助手席に座る光は一言も話さず、ぼんやりと外の景色を見ているようだった。
以下略



43: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/27(火) 23:59:50.21 ID:N7nETp1q0

『さて、ここまでお送りしてきましたこのラジオも、そろそろお別れの時間がやって参りました……』

ふと、カーナビの地図を見る。
最短距離は、このまままっすぐ。なるべく早く帰るとまゆにも言っているが、この信号を右に曲がれば……。
以下略



44: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/28(水) 00:00:28.71 ID:UQfztqbq0


「……わあ、きれい……」

星降ヶ丘の開けた展望台には多くの観光客が詰め寄っていた。
以下略



45: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/28(水) 00:01:09.05 ID:UQfztqbq0
「……もっと、仕事しなきゃなあ……」

正直、複雑な気分だが、それはすべて私自身に突き刺さる。
明日から一段と頑張らねば。

以下略



46: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/28(水) 00:02:10.06 ID:UQfztqbq0
「……ねえ、プロデューサー」

光は問う。

「ドラマ、ちゃんと放映されるよね」
以下略



47: ◆Xh.MVoNL.A
2016/12/28(水) 00:03:02.03 ID:UQfztqbq0
「世の中ってのは、正義と悪じゃ割り切れなかったりするものでな。現場の人間がOKを出しても、上のほうの人間がNOと言えばNOでしかない」

以前の苦い経験が頭をよぎる。あまり思い出したくない類の記憶。俺はかぶりを振る。

「ただ、そこまで最悪ではないはずだ。315プロの方々、スタッフ、それにうちの上層部も含めて、みんなあのドラマを放映させようと頑張ってくれている」
以下略



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