過去ログ - 安価とコンマで小説を書く
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50:名無しNIPPER[saga]
2016/12/31(土) 02:04:47.95 ID:h5KPozQD0
転移ポイントに誰もいないことを確認して、転移。そのまま玄関を出る。

俺が住んでいるのは、学園が生徒のために建てた物である。初等部から高等部までの全ての生徒を収容しているので、その数は五十ほどにも及ぶ。ずいぶん太っ腹だと思うが、学園が生徒を管理する名目もあるのだろう。

学園までの道を歩く。歩道にはソメイヨシノが見事な花を咲かせており、まるで俺たちの進学を祝福しているようでもある・・・いや、ないか。

それでも、俺みたいな無力な学生が、大手を振って歩けるほどには、世の中は平和になったのだろう。

今から、およそ五十年前の話である。科学技術が世を席巻し、まだ魔法が存在しなかった時代。石油は枯れ果て、大国が対立し、治安は悪化した。

いよいよ核兵器を社会主義の国が打ち込み、第三次世界大戦が勃発した。


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