過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
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66:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:47:41.44 ID:Hhhi1HzW0
シエル「小泉さん、アルパカの飼育係もやっているんですね」

花陽「ご存じなんですか?」

シエル「ええ、今日の休憩時間に世話をしてる姿を偶然見かけまして──しっかりものなんですね、小泉さんは」

花陽「い、いえ……私は別に大したことはしてませんから」

シエル「そうですか?地味ですけど大事なことですよ。あの子たちは飼育してくれる人がいるから、平和で安全な暮らしが享受できるんです」

花陽「でも、それは私じゃなくてもいいんだと思います」

シエル「と、言いますと?」

花陽「今は私が飼育委員だから、世話をするのは私の仕事だけど……あの子たちにとったら、世話をしてくれる人は誰だって構わないんじゃないかって──」


シエル先輩はにこやかに頷くことで、私の言葉に反応していました。


シエル「──お人好し」

花陽「えっ?」

シエル「あなたのような人を、世間一般ではそう呼びます。もちろん、この場合は良い意味でそう呼んでいますが」

花陽「…………」

シエル「誰だって構わない……なんてことはありません。全く同じ料理を出されるのでも、作った人によってその味は変わりますよね?それは受け取る側の主観がそうさせるんです」



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