過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
1- 20
821:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:19.57 ID:Ey3iYbwYO
そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

以下略



822:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:26.70 ID:OAFeB4VUO
弁当箱から取り出したおにぎりを視ていると、我ながら会心の出来だと惚れ惚れします。

最高級の南魚沼産コシヒカリを贅沢に使い、先進の技術を用いて生み出された新型の炊飯器で炊き上げられ少し硬めに調整されたお米は、邪なものを寄せ付けない輝きを放っていました。

色、艶、香り──どれをとっても一級品であることに間違いありません。
以下略



823:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:35.57 ID:lKvgMCC5O
/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。

多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。

以下略



824:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:43.26 ID:H/Hb8rcQO
花陽「凛ちゃん危ないっ!!」


気がついたときには無我夢中で走り出していました。

以下略



825:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:51.39 ID:D3SG1VQGO
/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

以下略



826:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:43:59.49 ID:7bg5zOL3O
染みは路地裏に向かうよう、続いていました。

点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。

これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。
以下略



827:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:44:06.65 ID:zJ3nuKMfO
/4
地獄のような冗談で、冗談のような地獄でした。

退院後、私は元通りに学校に通い始め、μ'sの練習にも復帰しました。

以下略



828:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:44:15.91 ID:GS4uIUxIO
弁当箱から取り出したおにぎりを視ていると、我ながら会心の出来だと惚れ惚れします。

最高級の南魚沼産コシヒカリを贅沢に使い、先進の技術を用いて生み出された新型の炊飯器で炊き上げられ少し硬めに調整されたお米は、邪なものを寄せ付けない輝きを放っていました。

色、艶、香り──どれをとっても一級品であることに間違いありません。
以下略



829:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:44:23.42 ID:k1LVz3N7O
そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

以下略



830:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:44:32.78 ID:g+XcSz4bO
さっきと同じことができれば、私はこの化物に勝てる。



──この化物を殺し切れる。
以下略



831:名無しNIPPER
2016/12/29(木) 02:44:39.91 ID:swEGGdT7O
花陽「凛ちゃん危ないっ!!」


気がついたときには無我夢中で走り出していました。

以下略



1002Res/1181.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice