過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
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84:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:16:40.46 ID:Hhhi1HzW0
??「……肉食獣に睨まれた小動物みたいな目をするなよ。ああ、やっぱりこういう仕事は苦手だ──蒼崎橙子ってやつに覚えがあるだろ。オレはあいつの遣いであんたに会いに来たんだ」

花陽「蒼崎橙子?いえ、聞いたこともありません」

??「トウコのやつ、名乗ってもいないのか……全く、魔術師って連中はどうしてああも秘密主義なんだか」


頭を抱えて悩んでいるあたり、どうやら本気で迷惑しているようです。

しかし、私も蒼崎橙子という人とは面識がないと思うので、フォローすらできません。


??「もういい……さっさと用事を済ませて帰る。ほら、これがあいつから渡されてきた品だ」


着物の女性は懐から取り出したケースを私に手渡すと、空けて中身を確認するよう促してきます。

片手にすっぽりと収まるサイズのケースを開いて確認すると、中にはアンダーリムの眼鏡が入っていました。


花陽「眼鏡、ですか……あっ、これ私が持ってるやつと同じ型のやつです」

??「いや、同じじゃない。かけてみればわかる」


言われた通り、素直に眼鏡をかけてみます。

すると驚くことに、視界から線が一つ残らず消えました。

事故に遭う前と同じ視界が、眼の前に広がっています。



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