過去ログ - アイドルになったら
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7:名無しNIPPER
2017/01/11(水) 22:45:25.25 ID:Ikyq7RyJ0
「あー、疲れた! 今日も来てた……あのオッサン嫌だった〜」

楽屋で着替えながら、ぺろちは愚痴を漏らし始める。

「汗くさいし、口臭臭いし、オッサン娘と私同い年じゃないの? って感じ」

「分かるわー。でも娘なんていないでしょ。あの感じじゃ」

それに乗っかるのはちーちゃん。接触イベント後には、大体この二人がファンをネタにして話している。

「でもちーちゃんは良いじゃん、若くてカッコいいファンの人ちょっといるし。譲ってよ」

「あげませーん。釣り師なんてやってるから、あんなファンばかりなんじゃない?」

「はいはい、そこまでそこまで!」

あまりにも下世話な話に、ハルちんがストップをかけた。

「もー、いいじゃん」

「私が不快なの! 愚痴はいいけど、あの人たちのお陰で私たちはアイドルやれるんだよ?」

「ちょっとくらいいいじゃんー」と文句を漏らしつつも、着替えを終えたぺろちは荷物をまとめ始めた。

「お先に……失礼します」

いつも通り、一番に支度を終えたユリりんが挨拶をして帰っていく。テキパキしてるもんなぁ、ユリりん。

「それじゃ、私たちも帰ろうか。」

帰る方向が同じハルちんと私は、基本的にいつも一緒に帰っている。

「うん、行こ、ハルちん。お疲れさまでしたー!」


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