37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/01(日) 23:12:46.67 ID:YiqUyrv20
「……? 私も、ですか?」
二人とも、という言葉に、鷺沢文香は引っ掛かかりを感じた。
確かに日野茜は実際にランニングを行ってきたために、汗をかいている。
しかし自分は、特別な運動などは何もしていないはずだと、首を傾げた。
「うん、だって、顔も服も、汗でぬれてるよ?」
「――ッ!!」
赤城みりあからの素直な指摘に思い至るところあって、鷺沢文香は動揺する。
――先程、汗が付いても構わないと押し切って日野茜を抱きしめたのは、他ならぬ自分であると気付いた。
今更ながらに恥ずかしさを覚え、顔が真っ赤に紅潮する。
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