9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/31(土) 23:57:32.45 ID:61NievTr0
唐突な頼み事も快く引き受けようとする日野茜のその姿勢には、彼女の持ち味である熱さばかりでなく、どこか気持ちの良い清々しさがあった。
普段ならば、汗の匂いを嗅がせて欲しい、などと口に出してお願いすることなど到底出来ない鷺沢文香も、そんな真っ直ぐさに助けられてか――
目の前の彼女になら、頼める気持ちとなった。
「その、実は……」
「はい、何でしょう!」
明るさに満ちた笑顔で続きの言葉を待ち受ける日野茜は、鷺沢文香にとってこの上なく頼もしかった。
だからこそ鷺沢文香も、安心して次の言葉を紡いだ。
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