144:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 20:19:25.91 ID:Rbx35M2Y0
扉を開いたその先には、これまでに何度か見た景色と変わらない藍子の部屋。そして窓際に置いてあるベットの上には、
「あっ、プロデューサーさん。来てくれたんですね」
下半身を毛布を被ったまま上半身を起こし、いつもは束ねている髪を下ろした寝間着姿の藍子がそこにいた。
その手元には厚めのアルバムが置いてあり、Hが来るまではそれを見ていた事を窺える。
「おま……寝てたんじゃ無いのか?」
「いえ、そうしようと思ったんですけど……中々、寝付けなくて。それで、プロデューサーさんが来るまでこれを読んで時間を潰していたんです」
そう言って藍子は手元に置いてあるアルバムをHに向けて掲げて見せる。
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