164:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 08:08:42.23 ID:2oDMvc960
「もう、何を躊躇っているんです? それとも……何ですか? 私の裸を見るのが、そんなに嫌なんですか?」
「……そんな事は言ってないだろ。ほら、藍子も女の子なんだし、そこは……」
「今更じゃないですか。これまで何度も見てきたんですから、躊躇する必要なんてありませんよ」
そう言われてHは口を噤んで押し黙る。
反論しようとも、藍子の言う事は事実なので、それはできなかった。
「ほら、早くして下さい。タオルの置き場は前に教えましたから、大丈夫ですね?」
「……あぁ、分かってる」
諦めたHはそう言って立ち上がると、重い足取りで藍子の部屋を後にする。
そして藍子の期待に応える為にも、その要求通りに動いていくのであった。
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