過去ログ - 【モバマス】松山久美子「オナラソムリエのススメ」
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7: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:52:08.45 ID:HrENejUoo
「――つまり、私が、アイドルたちについて全くの無知だと?」

始まりは極めてささやかな口論だった。

美城専務は先立つ会議でアイドルたちのリストラを発表した。
以下略



8: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:52:55.20 ID:HrENejUoo
「そうは申してません。
 ただ、今回の件は乱暴過ぎると、そう申し上げたいのです」

プロデューサーは十五人のアイドルをプロデュースしていた。

以下略



9: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:53:26.76 ID:HrENejUoo
「……先程の事だが、私は上に立つ者として
 全てのアイドルの能力を把握しているつもりだ。
 君は私より所属アイドルたちを把握している自信はあるのか?」

「ありますっっ!」
以下略



10: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:54:13.94 ID:HrENejUoo
賢明なる読者諸兄はワインソムリエがいかなるものかきっとご存じだろう。

しかし『ペートソムリエ』というイタリア語を知る者は少ないに違いない。

ペートソムリエ、俗称ではオナラソムリエと称されるこの資格は
以下略



11: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:54:40.43 ID:HrENejUoo
「それならば話は早い」

「話?」

「ああ、君との議論の決着をつけるのにな。
以下略



12: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:55:09.16 ID:HrENejUoo
プロデューサーは神妙な面持ちで元の事務所に戻った。

そこにいた小室千奈美、相原沙耶、松山久美子

伊集院惠、槙原志保、並木芽衣子、江上椿は彼を温かく出迎えた。
以下略



13: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:55:38.34 ID:HrENejUoo
「プロデューサー、何かあったんですか?」

「……実は」

プロデューサーは今回のリストラと専務と交わした撤廃条件を包み隠さず話した。
以下略



14: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:56:05.66 ID:HrENejUoo
346プロダクションの暗部と言ってもいいこの部署に

松山久美子は異動を蹴ってまで残ったアイドルだった。

しかし残ったとしても決して報われない。
以下略



15: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:56:39.05 ID:HrENejUoo
「プロデューサーさん、私のオナラもお願いしますっ!」

「プロデューサーさん、私のオナラで良ければ!」

久美子に続いて彼女らは口々にプロデューサーに屁を嗅がれたがった。
以下略



16: ◆K1k1KYRick[sage]
2017/01/01(日) 19:57:05.17 ID:HrENejUoo
彼女たちは相談の末、率先してプロデューサーの前で放屁する事にした。

自然と出てしまったオナラなら咎められないだろうという判断である。

彼女たちは例え外の部署から屁コキアイドルと嘲笑されようとも
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