過去ログ - 撫子「ふとした時に、気づくこと」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/05(木) 00:01:21.87 ID:GoTmYfNv0
櫻子「……」
櫻子が掛け布団の中に潜り込んでから、三十分近くが経っただろうか。
もぞもぞと動いていた櫻子もようやくおとなしくなり、私もやっと一息ついた。
撫子(ふー……早く私も寝ないと……)
そう思いつつ、私はくるり、と身体の向きを変え、櫻子の方に向き直した。
これが間違いだった。
撫子(……!!)
身体の向きを変えた瞬間、私の目に飛び込んで来たのは……ぐっすりと眠る、櫻子の寝顔だった。
櫻子「すう…………すう…………」
単刀直入に言えば、私はこの顔に見とれてしまった。
起きている時には絶対見られない、穢れを全く知らないかのような、あどけない幼顔。それは櫻子が言っていた、一緒に寝ていた頃に見た櫻子の寝顔と、何一つ変わらない表情だった。
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