16: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:30:43.01 ID:A2L4SOsro
美優「プロデューサーさんと彼女を笑顔の仮面で祝福するはずが、その破局の手紙をみんなの前で読み上げることになるなんて……」
まゆ「小気味よく言っても笑えませんよぉ……」
凛「感情が入りすぎていて、手紙の結びの『探さないでください』を読みあげたとき内容以上に美優さんが心配されたからね。新婦じゃなくて美優さんがどこかいっちゃいそうで……」
17: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:31:12.97 ID:A2L4SOsro
―――チャペル 新郎控室
P「……おう、ふたりか」
まゆ「Pさん、もう大丈夫なんですか?」
18: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:31:45.60 ID:A2L4SOsro
P「……お前たちを含めた一部のアイドルに信頼以上の情を寄せられていたのはわかっていた」
P「だが、時にはとぼけて、時にははぐらかして、時にはなだめすかして……見ないふりを続けてきた」
P「アイドルにそういった話は厳禁……こうすることがお前たちのためになる。俺はそう信じつづけた」
19: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:32:17.42 ID:A2L4SOsro
P「いつだったかに告白して、しばらく交際して……結婚の話を切り出したのは俺だ。彼女も満更ではないように見えた」
P「……俺は、間違いなく彼女を好きだった。だけど、心の奥底……自分でも気づかないところではその気持ちさえもプロデュースに利用してやろうと思っていたのかもしれない」
P「……よく言うだろ?女の人が繁華街を歩くときに、未婚でも薬指に指輪をはめるとか……」
20: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:32:50.37 ID:A2L4SOsro
まゆ「今のお話を聞いて、今日の新婦さんはもったいないことをしたって思います……」
まゆ「こんなに思ってくれている男性の前から姿を消すなんて……まゆには考えられません」
まゆ「……今のPさんは全てを失ったように思っているかもしれません。でも、もう少し、心の整理ができたらきっと気づくはずです」
21: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:33:17.96 ID:A2L4SOsro
P「……ありがとうな、まゆ……吹っ切れそうだよ」
まゆ「お役に立てれば何よりです♪」
P「さて、そうなればやることは山積みだな。ご祝儀の返却や、迷惑かけた人への謝罪や……」
22: ◆fwR/vDgRag[sage saga]
2017/01/07(土) 01:35:11.98 ID:A2L4SOsro
以上です。ありがとうございました
23:名無しNIPPER[sage]
2017/01/07(土) 01:45:29.84 ID:ajhWaUA60
ええっ、実はまゆの仕組んだことで〜とか実は失踪したのは〜とかのオチが有るのかと思ってたら何もなしかい
24:名無しNIPPER[sage]
2017/01/07(土) 01:49:12.82 ID:49mdA0CBo
なかなか斬新なシュールギャグで面白かった
25:名無しNIPPER[sage]
2017/01/07(土) 01:50:13.75 ID:XMyk7EWD0
ラバーガールのコントみたいなノリで割と好き。こういうの
26:名無しNIPPER[sage]
2017/01/07(土) 01:50:33.53 ID:RTLhrqXI0
つまりどういうこと?
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