過去ログ - 終わらない物語が嫌いな僕と余命が短い女の子の話
↓
1-
覧
板
20
43
:
◆eZMycVsOYY
[saga]
2017/01/08(日) 14:25:45.05 ID:O1Z9DSgO0
いつも病院にいるとはいえ、やはり女の子なんだろう。店を通る度に「ここ見ても良いですか」と聞いてきた。僕は実家暮らしだし、バイトもそれなりにしてるからお金はあった。そう多くはないけれども、「何か買ってあげるよ」と彼女に言うと、真っ青な顔で首を横に振ったので、以後言わないようにした。
ふらっと寄った雑貨屋で、彼女がクマのキーホルダーを見つめていた。どうやら色の種類が多いらしい。彼女を見ていると、
「薫さん、あの、色違いで一緒に買いませんか」とおずおずと僕に言った。彼女は今まで見たお店の中で何かを買う事はなかったから、よほどそれが気に入ったのだろう。
「僕とお揃いでいいの?」
「薫さんとがいいんです」と力説された。それじゃあ、といって僕は男が持っていても目立たなさそうな青いクマを、彼女は可愛らしい桜色のクマを持ってレジへ並んだ
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
113Res/50.94 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 終わらない物語が嫌いな僕と余命が短い女の子の話 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1483791806/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice