過去ログ - 終わらない物語が嫌いな僕と余命が短い女の子の話
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68: ◆eZMycVsOYY[saga ]
2017/01/08(日) 22:30:43.74 ID:O1Z9DSgO0
 神だとか仏だとかを日常的に祀る習慣がないため、そういったものを意識することはあまりなかった。学生の頃はよくテスト返却の度に「神よ・・・」と祈っていたが。そんな都合良く神は働かなかった。

 しかし神社のなかに入ってみるとなかなかにして神聖な空気が漂っていた。9月という人々にとってはあまり祈願することがない季節だからか、人はほぼいないに等しかった。

 賽銭箱にお金を入れ、「彼女の病気が奇跡的に治りますように。母さんが元気でいてくれますように。父さんが怪我や病気をしませんように」と強欲なまでに願い事をした。

 
「さすがにお賽銭は自分で入れます」と言った彼女は、目を瞑って何を祈っていたのだろうか。



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