過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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158: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/02/13(月) 00:15:52.86 ID:hu7qfoMA0
星人「…っ!!」ガッ
星人は千歌の斬撃を針で滑らすように軌道をずらし、そのまま顔面を鷲掴んで地面に叩きつけた
その威力はアスファルトに大きな亀裂を作るほどで、生身で受けたら間違いなく頭蓋骨はぐちゃぐちゃに潰されていただろう
千歌「ごはっ!!?」
花陽「千歌ちゃん!?」
星人の反撃は終わらない
千歌に気を取られた花陽の肩に一突き……
今度こそ針が突き刺さった
深く刺さる前に後ろに飛んで回避したものの針はスーツの耐久を無視し
花陽の左肩に大きな穴を空けた
叩きつけられた千歌は頭を掴んでいる星人の腕を斬り落とそうとするが
それを察知し、星人は手を放して千歌から距離を取った
千歌「花陽さん!? 肩が……!」ゾワッ
花陽「大丈夫、そんなに深くないから。あの針はスーツで防げないから突きには用心してね」ドクドクッ
肩の傷口からは花陽の血がドクドクと流れ続けている
明らかに浅い傷ではない事は素人の千歌にも分かってしまった
不安な表情で見つめる千歌に花陽は優しく微笑む
花陽「どう…したの? こんなケガなん……てミッションが終わればすぐに治るよ。そんな事より、あの星人の倒し方を…考えよう」ヒュー…ヒュー…
千歌「…そうですね。あの星人、私達の動きを完全に見切っています。正面から倒すのは厳しいですね」
花陽「うん、それは…同感だよ。場…所が悪いっていうのも……あるけど、動きに無駄が無くて隙が見当たらない」ゼーゼー
千歌「だったら一度引きますか?」
花陽「…あの星人をかわして逃げる自信……ある?」ゼーゼー
千歌「…無理ですね」
花陽「……っ」ヒューヒュー
花陽は星人の力量を打ち合いの中で察してしまっていた
μ’sでこの星人を倒せるのは海未や穂乃果くらいだと
二人では間違いなく勝てない
このまま戦えばどちらも殺される
逃げるのが最も有効な作戦だが、今回は戦う意外の選択肢がない
さらに状況は最悪である…
花陽(マズいなぁ……このままじゃ…)
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