過去ログ - 穂乃果「とあるマンションの一室で」
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91: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/01/18(水) 21:37:01.61 ID:PI2HcnZ00


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百貨店の屋上には刀がぶつかり合う音が響いていた
海未は二刀流による圧倒的な手数で攻め
果南はそれを何とか防いでいた

海未の剣捌きはとても美しく、洗礼されたものだった
並の剣士では数秒も相手をすることは出来ないだろう

そんな海未に対し果南は鍔迫り合いに持ち込んだ




果南「全く…素人が見ても惚れ惚れする剣捌きだね。凄すぎるよ」

海未「長年の鍛錬のおかげですよ。私からしてみれば、私の剣を捌けるあなたの方が凄いと思いますが?」

果南「どうも。それにしてもまぁ、斬り合いってこんな感じなんだね? 小さい時に千歌や曜とやったチャンバラとは大違いだよ」

海未「チャンバラ…ですか?」

果南「私には流派ってやつは無いから、その道の達人からしてみれば相手にならないだろうね」バキッ!

海未「っ!!」




果南は海未の腹部を蹴り飛ばし一定の距離を取る
両者は刀を握りなおした




果南「基本的に戦い方は見て覚えてきた。見て、頭でイメージして、実践する。それで大体の事は出来たよ」

海未「ほう…なら、私の剣捌きも既に自分の物に出来たのですか?」

果南「いや、まだ出来ないよ。そこまで簡単な動きじゃない事は分かっている。ただ……」

海未「?」



果南「――ただ、海未さんの真似は出来ないけど、動きはもう見えてるよ」ニヤッ

海未「っ!!?」ゾワッ




不敵にほほ笑んだ果南は再び距離を詰める
海未も応戦するも果南の動きが先ほどまでと明らかに違う
防戦一方だったのが一転、海未が防がなければならない攻撃が増えていった

それどころか海未の身体をかする攻撃もあった




海未(馬鹿な!? いくらなんでもこれ程の成長速度はあり得ない!?)

果南「秋葉原戦で海未さんの戦いを見てから、今この瞬間もずっとイメージしてたんだ! それに、運動神経だけは誰にも負けない自信があるからね!!」ドゴッ!




果南の攻撃が海未の手首に直撃
持っていたガンツソードは空中に放り出され遠くの地面に突き刺さる





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